Tracealyzer for Linux

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Tracealyzer for Linux
Tracealyzerは、Linuxシステムの実行時の世界に前例のない洞察を与えます。必要に応じて短時間でソフトウェアの問題を解決し、より堅牢な設計を開発し、ソフトウェアのパフォーマンスを向上させる新しい方法を見つけることができます。

概 要

Linux用Tracealyzerは、マルチスレッドLinuxアプリケーションとシステムの開発者に、これまでにないランタイムのビジュアライゼーションを提供します。Tracealyzerは、開発効率とソフトウェア品質を大幅に向上させるデバッグ、検証、プロファイリング、トレーニング、ドキュメンテーションを容易にします。

Linux用Tracealyzerは、OpenEmbedded / YoctoとBuildrootだけでなく、多くの一般的なディストリビューションに含まれている、広く使われているLTTngトレースフレームワークを使って、カーネルトレースとユーザー空間トレースの両方を可能にします。

Linux用Tracealyzerは、LTTngトレースフレームワークを活用し、カーネルとユーザースペーストレース(UST)の両方をサポートします。LTTngはv2.6.32以降のLinuxカーネルバージョンをサポートし、v2.6.38ではカーネルパッチを必要としません。これは純粋なソフトウェアソリューションであるため、Tracealyzerを使用するために追加のハードウェアは必要ありません。

LTTngユーザー空間トレーサを使用すると、アプリケーションのどこにでもトレースポイントを挿入することができ、ライブラリのソースコードを変更せずに標準ライブラリ呼び出しを行うことさえできます。Tracealyzer for Linuxでは、サービスコールや一般的なユーザイベント、パラメータ、フォーマットなど、各トレースポイントの解釈方法を設定することができます。これについては、ユーザマニュアルで詳しく説明しています。

Tracealyzerは実験室ツールとして使用できますが、死後分析にも使用できます。一部のお客様は、リリースビルドでレコーディングを有効にしているため、分析が困難な現実の問題について非常に貴重なトレース診断が可能です。トレースレコーダLTTngは、最新のイベント履歴をRAMリングバッファに保存したり、トレースをデバイスファイルシステムに継続して保存したり、開発用コンピュータに直接ストリームしたりする「フライトレコーダ」として設定できます。